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『十二国記』新潮社版を読んでみたぞ

あ。

十二国記を読みふけってたもんで、
『夜と霧』の2回目見んの、忘れた・・・(;一_一)。

ま、いっかー、再放送あるし。

って、やっとったら、確実にまた見逃すんで、
録画予約しとこーっと・・・。



で、十二国記の話をする前に、
ちと最近、気になってることがある。

連日のよーに、
いじめ犯罪の被害者からの
被害届け提出のニュースをみる。

現在から過去に遡って、既に起こってしまったこと、
また現在進行中の犯罪に対しては、
これは有効な手法だと思うンだけど、
ちょっと待ってと思うのだ。

これってね、結局のところ、
「いじめ」という病気に対する対症療法でしかない。

「いじめ」という病気に対する根本療法は、
『教育』でしかなしえないと思うンだ。

よくいじめた側は、
「ふざけてただけ」「じゃれてただけ」と言う。

でも、骨折するまで
蹴ったり殴ったりするのは暴行罪だ。
それをやったら、
犯罪者として逮捕される十分な「罪」になる。

セクハラ同様、
相手がイヤだと思わない範囲は、「遊び」の範疇だが
相手がイヤだと思う行為は、すべて「罪」。
そこに罪名がつけば、やったやつは「犯罪者」だ。

そこんとこ、家庭は、学校は、教えてるんだろうか?


臭いものに蓋をして、
いじめられた子を転校させて
なかったことにするような教育をするんじゃなくて。

テストで点をとる技術だけを教えるんじゃなくて。

こういう行為は、
「ふざけてた」とか「じゃれてた」ではなく
「いじめ犯罪」であり、
それをやったら、犯罪者、
ということを教えているんだろうか?

そんでもって、
犯罪者になったら、
どういう目にあうのかを教えているのだろうか?

ってことでね。
前からよくゆーとるが、
取調べ体験、裁判体験、収監体験をして、
いっそのこと3日ぐらい
独房生活体験させたらどーでしょー?

でもって、犯罪者のレッテルが貼られたら、
その後、どんだけ生きづらい人生になるのか、
体験談をきかせたらどーでしょー?

ってのも、
このまま、阻止・抑止の教育を施さず、
ただただ起こったことに対症療法をしてく、
という方法でいったならば、
遠からず、警察がパンクする。

それを回避しよーとゆーのを理由に、
また無駄な予算と
役に立たない役人の天下り先だけをつくろーと
シロアリさんたちが画策し、
なんちゃら機関がつくられたりなんかして、
でも、結局、設立理由が理由だから、
今の教育委員会同様、
無駄金使うだけの結果を生み出すだろう。

なんで、刑務所体験させねぇのかなぁ・・・。
ついでに教師も、教育委員も、PTAも、
ぶち込んで体験させたらいいのに

ま、それはともかく。

加害者逮捕だけであれば、
片手落ちだなぁ・・・という気がするのは、
腐人だけだろうか。



では、十二国記やりますか。

新潮社版の『月の影 影の海』の上下巻を読んでみた。

すごーく率直なところを言ってもいいか?

もし、あなたが『十二国記』シリーズを読むならば、
ホワイトハートX文庫版を読め!

以上、だな。

で終わると、おい!ってな感じなんで、
もうちっと話そうか。

よく師匠とも話をするんだが、
本って、読み時、書き時ってのがあると思うンだ。

正直、十二国記のその「時」は、もう過ぎたと思う。
断言してもいいが、
今の小野さんに、
ホワイトハート版の十二国記は書けない。



ってのもね、
この『月の影 影の海』の新潮社版の解説よんだけど、
ゆーなりゃ、今の十二国記ってのは、
こーゆーおっさんらなら喜ぶ話になっちゃってんのよ。

わかる?
おっさんにゃーわからんだろうなぁ・・・。


十二国記が最初に出た、
ホワイトハートというレーベルは、
少女小説だ。

この少女小説というのはね、
前も書いたが、
その時代のフェミ闘争を、少女たちの抱える問題を
如実にあらわすものなの。

なぜならば、読者が、
これからそのフェミ闘争の場に立たされる少女であり。
今まさに思春期真っ只中で
人間関係などでいろんな問題を抱えてる少女であり。

書き手が、今その闘争の場で戦ってる最中で、
もう少ししたらこの場にやってくる少女たちに
発破をかけたいと思い、
また、少し前まで、自分自身こそが、
今、少女たちが抱えてるような悩みを抱えていて、
今、少し大人になって、
その頃の自分にアドバイスしてやりたいなと思う層だからだ。

って、今はどーだか知りませんけどね・・・。


なので、この『月の影』で
陽子が父親に求められる像や
学友たちとの関係、
こーゆーのに、少女たちは自己投影をするわけ。

逃げられない現実はあるが、
陽子に自己投影することで、
自分なら、どうするかを考えさせる。

ホワイトハートの頃の小野さんの筆には、
そういう少女たちへの理解が伝わってきた。

そして、陽子を通し、
一人前の人間になってく方法を伝えてきた。


そーゆー読み手の気持ちと、書き手の意図が
シンクロっちゅーか、
マッチングができてるとき、
これが、その本の「時」だと腐人は思ってる。


だからね、この十二国記の『図南の翼』までは、
絶対にホワイトハートで読むべし、と思うのだ。

つまり、ホワイトハートというレーベルを
読める柔らか頭を持ってる時に、読め!
ってこと。


これをさ、
「王の話」「麒麟の話」「国づくりの話」なんつって読むのは、
そんな少女の心がわかんねーおっさんだからだろなー。

ま、本の読み方ってのは、
百人いれば百通りあるもんだから、
そういうのもありだろう。

しかし、そう読んだとたん、
ホワイトハートの頃にあった、
読み手と書き手のマッチングは破壊され、
少女小説から、ファンタジー小説に変化するのだ。

腐人が今度の木原音瀬さんの『箱の中』で、
一番懸念してるのが、ここなんだよな・・・(-_-;)

ううううう・・・どうなるんだろ・・・(ーー;)

ま、それは、別の話だ。



今回、新潮社版を読んで、
ホワイトハート版と首っ引きで照合したわけじゃないが、
記憶照合する限り、
下巻はまったく違和感なかったんでそのままだが、
恐らく上巻は、若干手が入ってんじゃないかな?

あの現代日本の幻影のとことかは、
もっと17歳の少女に近い感覚だった気がする。


腐人はさ、
ホワイトハート版の十二国記がでてたときに
タイムリーに酔いしれた人だから、
ファンタジー小説となっちゃってる新潮社版は
正直言って、すごく遠く感じる。

でも、この距離感をよしとする
出来の良いファンタジー小説を読みたい大人は
これでいいんだろーなーと思います。


でもさ・・・
挿絵に関して言えば、
絶対にホワイトハート!なんだけど・・・!!

文章も変わるが、絵も変わる。

頼むから、『風の海 迷宮の岸』
チビ泰麒の表紙、あれはあのまま使ってくれー!!!

じゃなきゃ、萌えないんだって!


どーでもいいですが、楽俊、小さすぎねぇ??
あれだと、ひざつかなきゃ抱きつけないぞ??

楽俊に拾われて、陽子が目覚めたときの挿絵が
描き変わってましたが、
正直、ホワイトハート版の構図のが100倍いい。

なんか超辛口になっちゃったが、
しゃーないじゃん、思い入れあるんだもん!

ってことで、カウント。
●8日
(674,675)一般本 新潮社版『月の影 影の海 上』『〃 下』 小野不由美


えー・・・あと、『乱と灰色の世界 4巻』を読んだんですが、
ちょっとタイムアップ。

これはまた今度ー。
[ 2012/08/09 ] 腹黒 日記&読書 | TB(-) | CM(-)

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