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『第四の消費 』について

の前に。

レイ・ブラッドベリの訃報をきいた。
アイザック・アシモフが亡くなったときもショックだったが、
一つの時代が終わったなぁ・・・という気がする。

正直、腐人はSF無知だ。
だからブラッドベリの作品も、アシモフの作品も
数作ぐらいしか読んだことがない。

でも、この腐人のような
センス・オブ・ワンダー素養がゼロの人間でも、
その小説を読むと、
センスの卓抜さや、文章表現のおもしろさがよくわかり、
ぐいぐいとその世界に引き込まれたもんだった。

なにより、24年組の皆様が、
ものすごーく影響を受けてたんですよねぇ。
でもって、腐人はその24年組のマンガを読んでいたと。
だから、孫読者、みたいなもんでしょうか。

もう新しい作品が読めないのは悲しいですが、
ご冥福をお祈り申し上げます。


あともう一つご報告。

世阿弥『風姿花伝』を入手いたしました。

ネットでも原文あったんだけどさ、
今回は、出典の確認っちゅー動機だから、
信憑性の問題で、書籍と照合したかったんだよ。

で、今、ざっと奥義伝をみましたが、
『仕事をしたつもり』で書いてあった文章と合致するものは
みつかりませんでした。

まぁ、『仕事をしたつもり』がもう手元にないので、
腐人の引用ミスっちゅー可能性は否定できないが、
今、改めて、そこにある文言をみてみれば、
どーみても口語訳後の文・・・。

たぶん、どっか別のところにあった文章を
ひっぱってこられたように思われます。
が、『風姿花伝』をビジネスやら説話につかってるものは、
それこそ無数にあるので、
その元を辿るのは・・・む、むりかな・・・(^_^;)

とはいえ、もしかしてここから拡張してったかな?
と思われるところもあったりもするので、
この検証については、また改めて場を設けたいと思います。

とりいそぎ、報告まで~。


で、今日の本題、
『第四の消費』についてである。
サブタイトルが、「つながりを生み出す社会へ」。

カウントを先にやっときましょうか。
(510)一般本 『第四の消費』 三浦展

正直、おもしろかったのが1/3、
残りの2/3は、なんつーか、かなりめにどーでもよかった・・・。

なぜならば。
過去の話は、腐人にとって、どーでもいい情報だから、
である。

そりゃ、学術的に消費動向を調べたいっちゅー人なら、
第一から第4までのいろんな情報やデータを必要とするだろうが、
腐人の興味は未来しかない。

このモノが売れなくなってる今、
どないやったら売れんねやろ・・・っちゅー点で、
なんぞヒントになるもんあらへんかなぁ・・・
ってのが、この手の本を読んでる理由なんで。


なので、以下、自分用アーカイブとして、
踏まえて置くべきことだけピックアップしちょるが、
過去分析したい方は、本書読んでください。

その辺、腐人はペペペペペッとナナメ読みだったんで。

まー未来に向けても、
自分にいらんとこは大幅カットしとるな。

なので、ご興味ある方は、本書あたってくださいませ。


まず、この「第四の消費」っちゅー言葉だが、
三浦さんによると、大正時代以降、
消費傾向は、だいたい30年単位で変化してってるそうである。

●第一の消費(1912~1941)
 大都市限定に展開。
 大正元年から第二次世界大戦まで。

●第二の消費(1945~1974)
 高度成長期といわれる時代。
 担い手は、団塊世代で、
 やはり東京・大阪といった都市部を中心に展開。

●第三の消費(1975~2004)

 成長路線からバブルに、そしてその後の失われた10年
 といわれる部分。
 
●第四の消費(2005~2034)
 キーワードは、シェア。
 他に、エコ、日本的、地方。


ゆーなれば、第一のころは、
ムラだの家長だの共同体が、まだガッチガチに残ってて、
「私」ってのがなかった。

それが第二でベビーブームがおこり、
家を継がない次男以降は町にでてって
自分の食い扶持をなんとかせにゃならんくなり、
核家族化が進み、共同体が弱っていった。

その後、第三は更なる個人化が進んで、バブル崩壊。
暗いニュースが続いた結果、
第四においては、ネコも杓子も「絆」を叫び、共同体っていいじゃん
っちゅー傾向に戻りつつある、と。

結局、歴史は、流行は、繰り返すってことかいね、
と腐人は思うが、
そういうことは本書ではゆーてない。

でも、腐人の予測だと、そーなると思うよ。
なんかしらの、むちゃくちゃ大きな変化が起こって、
腐人の理想、ディストピアが完成したりとかせん限り。


本書に書いてあったのは、こんな感じ。

●第二から第三への変化 五項目


1)家族から個人へ(一家に一台から一人一台に)
2)物からサービスへ
3)量から質へ(大量生産品から高級化、ブランド品へ)
4)理性、便利さから感性、自分らしさへ
5)専業主婦から働く女性へ

●第三から第四への変化 五項目

1)個人志向から社会志向へ、利己主義から利他主義へ
2)私有主義からシェア志向へ
3)ブランド志向からシンプル・カジュアル志向へ
4)欧米志向、都会志向、自分らしさから日本志向、地方志向へ(集中から分散へ)
5)「物からサービスへ」の本格化、あるいは人の重視へ


で、その次の2035年から始まる
第五ではどうなるか。

正直わからんと書いてありましたが、
その頃は、団塊ジュニアが65歳になる。
親が建てて受け継いだ家が築年数50年~60年となり、
立て替えを必要とする。
その新築やリノベ、転居需要がある。
それらへの対応が一つのポイントじゃないかなぁ・・・とのこと。


ちなみに現在の第四の消費、
シェア型のライフスタイルが広がったとき、
企業はどうすべきかというテーマでは。

★これまでの手法、つくりっぱなしの売り逃げは通用しない。
つくったものをケアする、
人をケアする、
人と頻繁にコミュニケーションして新しいニーズを見つけだして対応する
といったことが重要になる。

★この消費層は、「楽しいこと」ではなく「うれしいこと」を求めてる

従来:「友達と遊園地に行って、楽しかった」
      ↓
現在:「友達と遊園地に行けて、うれしかった」

この方が共感を呼ぶ・・・んだそう。

・・・マジか?
なんか気持ちわりぃんだけどな・・・腐人は (~_~)。


三浦さんが案を7つ紹介してまして、
そのうち一つ紹介。

◆旅行分野

・田舎の古民家の空き家をB&Bとして貸し、
 ご近所さんに朝ご飯を出してもらう代わり、
 普段人手がたらず、手が回ってないこととか
 ご飯をつくってくれたご近所さんが
 やってほしいことをやる。(地域との交流)
 
・古民家をシェアハウスにして1ヶ月1万とかで貸す。
 そしてその間、なにかと地元に溶け込んでもらう。


・・・うーん・・・これもなぁ・・・
正直いえば、御免蒙りたい。
第四でシェアシェアとゆーてる人たちは、
えてしてエコ意識が高いらしーんで、
ぶっちゃけ、腐人とは魂が違う(ああ、この表現便利だな)。

ま、そんな腐人の感覚は、
第三に属するんだろなー・・・。


ただ、シェアというのがわからんでもないな・・・
と思うのは、レンタルマンガ。

そこにエコっちゅー概念はまったくないが、
私有意識が低いってのはあるかもしれない。
要は、これまで「買って、使い捨て」だったのが、
「借りて、使い返却」になっただけ。

となれば、「捨ててた」ものはなんですか、
から遡れば、ちっと打開策がみえてくるか??

でも、「繋がりたい病」はないっつか、
前も書いたが、一対一じゃなきゃ断固拒否 (~_~)。

「繋がりたい病」っていいましたが、
腐人には若い子のネット依存の状態、
病的にみえるんだよな・・・。

ま、そういう意味では、
第一の頃の抑圧とか、
第ニの頃の上昇志向とか、
第三の頃の物欲とかも、
それぞれ十分、病気にみえるけど。

ま、こんな感じで、あとはその上でどーするかを考えるべし、
ってことなんでしょう。



個人的に。
本筋とは無関係に、
読んでて、ひっかかったネタが二つある。


一つが、鬼才といわれた
CMアートディレクター、杉山登志さんのこと。

1960年より資生堂、カルピス、トヨタなどで
ずば抜けて優れたCMを作っていたクリエイターさんなんだそうだが
1973年の年末に自殺した。

そのときの、彼の遺書。

「リッチでないのに
 リッチな世界などわかりません

 ハッピーでないのに
 ハッピーな世界などえがけません
 
 「夢」がないのに
 「夢」をうることなどは・・・とても

 嘘をついてもばれるものです」


この遺書をみるだけで、十分その才能が伝わってくる。

彼の業績をまとめた本が、
『CMにチャンネルをあわせた日』
っちゅーので、
パルコ出版から1978年にでてるらしい。

ちょっとみてみたい。


もう一つが、辻井喬さん、本名:堤清二さんのお話。

時代の読み方は、と問われて。

「財界の大御所たちが、コンセンサスとしてもってる意見の
 反対をいったら、間違いなく時代が読める。」

「もう一つは、メディアのコンセンサス。
 いわゆる六大紙、これはまったくダメ。
 財界とマスメディア、
 この二つのコンセンサスをひっくり返せば、
 だいたい時代の先行きが読める」


最初に、「冗談」との断りありだが、本音じゃないかなぁ・・・?
それから、

「これが一番本当ですが、街を歩くこと。
 どこでもいいんですけど、
 マツキヨとかユニクロにふらーっと行って、
 いろんな人たちの会話をきくと一番ヒントになる。
 電車の中のおしゃべりでもいい」

・・・でも最近の若い人達、
電車に乗ると、ケータイ端末ばっかいじって、
おしゃべりせんのよねぇ・・・。


なんだか、答えがあるよーなないよーな・・・。
でも、ここから考えを出発させて、
何が売れるか、を考えなきゃいかんのよねぇ・・・。

ああ、むずかしや、むずかしや・・・。
[ 2012/06/07 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

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