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マンガを読む人

いやね、昨日、
成田美名子『花よりも花の如く』を読んでて、
ついつらつらと、マンガ読みについて
考えてしまったんですわ。

なんでこんなことを言い出してんのかっちゅーとですね、
「いい歳して、まだマンガなんか読んでるの!」
っちゅーご意見に対して
どうこういいたいわけではございません。

これについては、
固定概念にとらわれて、それがなんであれ
「いいものはいい」と認められないってのは、
人生、さみしくね?と思ってるんで、
腐人の中では議論にすらならんのだ。

カワイソーな人だなーと思うだけ。


じゃなくって、
成田美名子さんというマンガ家さんを中心に
「ん?」と思うことがあったわけだ。


腐人の周りには、マンガ読みが大勢いるのだが、
一般的に、「マンガを読んでる」と言われる人って、
大きく分けると3つになる気がするんだよね。


1)言わずもがなの「オタク」層。
マンガがなければ生きていけない人たちで、
現実世界とマンガの世界が
同じレベルで脳内共存している。

でもって、作品に一番ぶちぶち文句垂れたり、
おしりがむずむずするような絶賛の声を贈るのは
この層だろなー・・・。


2)それから、そこまで狂気の域にはいってないが、
死ぬまでマンガをやめることはないだろなー
と思ってる人。

自分が好きな作家さんはずーっと追っかけるし、
ランクインしたり、賞ととったりすると、
読んでみようかなと手を出す。

ここの層の人は、読みはするけど、語りはしない。
っつか、語り出したら、もう「オタク」。


3)そんでもって最後の層が、
いずれ止めちゃう人達。

マンガに抵抗があるわけではないので、
映像化とかして大ヒットとか言われたり、
同世代の子らがハマって、「これいいよ!」とか言われると
じゃぁ読んでみようかってなレベル。

なので、そのマンガがいくらおもしろくても、
その子の脳内において大部分を占めてるのは
現実世界。

マンガはあくまでもトモダチと話をあわせるための
情報ツールの一つぐらいの位置づけだ。

なので、リアル生活(恋愛だの結婚だの育児だの)が忙しくなると、
マンガは忘れ去られる存在になる。


腐人の周囲には、
いろんなタイプのマンガ読みがおるので、
1)も、2)も、3)もいる。

そこに成田美名子さんをあてはめてみると、
1)の中では、
読んでるとは、あんましきかなかったりするのに、
2)と3)では、
驚異的に高い確率で読んでたりする。

ま、これ、たまたま腐人の周囲では、
世代的に成田美名子さんってのが
非常にわかりやすい例としてあがっただけですんで、
そこんとこは誤解なきようお願いします。

でも、別の作家さんで似たよーな事例ってのは
結構あるもんだと思うんだ。

この「溝」は、なんなんでしょーねぇ。

一般受けするかしないかってこと?

そうなってくると、
ビジネス的にはどっちを掴むのがいいんだろう。

母数としては、2)や3)のが大きなマーケットだろうが、
深度でいえば、1)のハートをつかんだら、
値段がなんぼでも買う傾向がある。


で、そこに
イノベーター理論とかを織り交ぜて考え出してたら
脳みそがオーバーヒートしてしまった・・・。


そもそも、マンガに求めるものは、
クリエイティビティなのか、
それとも商業的成功なのか。

そりゃ金銭的報酬が得られたほうが
ええのはええやろうが、
自己表現ってことを考えると、
お金はあとからついてくるもの、に、
せないかんよーな気もするのよねぇ・・・。


ああ、なんか結論らしい結論が出てへんけど、
頭の中がもやもやしてるんで、
とりあえず吐き出してみました。


個人的には、もう答えがでてるんだけどねー。

腐人が作品に求めるものは、
広く深い知識であり。
卓抜した表現力であり。
心の奥底まで暴くような人物造形であり。

そしてなにより。
それを描いた作家さんというのが、どういう人であるか
作品を通して、解剖したいんである。

ああ、イヤんな読者だなぁ・・・。


以下、読書録。

●27日
(473-477)マンガ 『花よりも花の如く 5-9』 成田美名子
  母になり、もうマンガ読んでないんだー
  とゆーてた友人が、
  「あ、でも、これだけは読んでる」ちゅーてたんで
  借りてみた。

  で、帰宅して1巻の1ページ目を開き、絶句・・・。

  続きモンかー!!

  ま、いっかーこの人物相関図みてたら読めそうだし、
  と思って読み始めたんですが、
  一番目をひいたのは、字だったりする。

  題字といい、謡の文字といい、
  そこに書かれた文字が
  ものすごーく目を惹いて、
  柱を読んでみると、
  成田さんのお父様がお書きになられたとある。
 
  むかーし昔、習いに行った事はあるが、
  正直、現在の腐人は超悪筆である・・・。

  だからこそ、なのか、美しい字ってのには、
  ものすごーく刺激されるものがあって、
  特にこのぐらい伸びやかさがありながらも、
  個性に走ることなく、うつくしく整った字ってのは、
  一番の好みだったりする。

  この字から勝手に推測すると、
  恐らく、とても真面目な方だろう。
  そして、身の周りなどはとてもきちんとなさっていて、
  でも、かといって狭量とか神経質というわけではない。

  ちょっと堅苦しいところはあるかもしれないが
  四角四面ではなくて、
  ちゃんと話をすればわかってくれる人、
  って感じだろうか。

  そのお父様が連載途中でお亡くなりになり、
  題字を書かれる方が変わられた。

  なるほど、こちらはかなり個性が強い感じにみえる。
  読みやすく、うつくしく書く、というより、
  自分を表現している文字なのだ。

  ほほー・・・。おもしろい。

  と、
  いったいあんたはナニを読んどるんじゃ!
  と、ツッコミたくなるよーな話になってしまったが、
  非常に味わいがあるんですよ。

  っても、腐人は専門家じゃないから、
  素人の勝手な感想だが、
  もし、この作品を読むならば、
  ぜひそういうところにも目を配ってほしいなぁ。
  さらっと流すには、
  もったいなさすぎるものがあるので。


  で、本編であるが。

  腐人の周囲は、成田さんの熱いファンが多くて、
  その影響で、腐人も
  『エイリアン通り』『CIPHER』を読んだ。

  が、率直なところをいうと、
  お話としておもしろいとは、あんまし思えなかったんだよなー。

  そりゃね、
  おっそろしいほど端正な絵、
  崩れないデッサン、揺らがないパース、
  キャラクターにも動きがあり、
  画面の美しさは、頭抜けている。

  舞台考証や、キャラクター作り、
  ストーリーのもつメッセージ性なんかも、
  すごくしっかりと丁寧に作られていて、
  いちゃもんをつける余地はない。

  ただ、だ。
  腐人にとっては、
  あまりにキレイに出来すぎてるんですわ。
  
  なんというか、そこに腐人が好きな、
  人間臭さを感じなかったんだよなー。

  それとたぶんネームのテンポ、
  これがなんか違うなという気がして、
  ちょっと離れてたンですが。

  で、そういうバリバリの先入観で凝り固まった頭のまま
  読み始め、韓国の話が始まるまでは
  しょーじき、うーん・・・(~_~;)だった。

  しかし、あの韓国の話あたりから、
  おもしれーなーと思い始めた。

  なんというか、話が広がったなーって気がしたんだ。

  「石に願いを」になると、いろんな視点から描かれていて、
  でも、それが別に同じことの繰り返しというわけでもないから、
  なんか、万華鏡をのぞいてるよーな楽しさがあった。


  そうなんだよなー、
  お話が、いわゆる登場人物の人間関係だけで
  終始してるわけではなく、
  能そのものや、能の世界のこと、
  その他の世界との繋がりなどなど、
  しっかりした幹のまわりに、
  ものすごく立派な枝葉がわしゃわしゃ茂ってるんだよなー。

  腐人はとんがってるもんが好きだから、
  もっとギリギリまで自分を追い詰めんかー!!
  と思うところはないわけじゃないが、
  ちょっとどんな世界か覗いてみよっか?
  ってな好奇心を満たしてくれるには、
  十分すぎるほどのできばえだなぁと思う。

  なるほど、これだけは読んでるっちゅーた
  その気持ちはよくわかる。

  
  以下、少々重箱の隅な話になります。

  韓国編であったシモの話。

  韓国人女性の射精産業従事率ってのは、
  結構高いと、ある記事で読んだ。
  
  まーその裏には、IMF進駐軍の到来により、
  中流以下の層がかなりのダメージを受け、
  大学を出ても就職ができないといった状況が
  長く続いてるっちゅー事情もあるんじゃなかろーかと思う。

  なので、たぶん、今でもあるんじゃないのかなぁ・・・。
  行ったことないんでわかりませんけど。

  
  方言指導んとこで、
  ケントが周りの関西出身者に「関西弁でしゃべってー」
  っちゅーとこありましたけど、
  あれ、どーなんやろ?

  ってのも、青森だって、北と南では全然言葉が違うように、
  (これは南出身の人がゆーていた。
   青森の北の言葉は俺でもわからんって)
  一口に関西ゆーても、全然違ったりするんですよね。

  だから京都弁・・・これかて、舞妓さんらがつかうんと
  町の人とではちゃうやろし・・・に
  慣れんならんのに、
  奈良の言葉とか入ってくると
  混乱するよーな気ぃすんねんけどなー。

  正直、関西のあちこちうろうろしてた腐人ですら、
  同じ関西でも?と思うことあったもん。

  その辺、ちょぉ違和感ー。
  ※蛇足ですが、
  ここの「ちょぉ」ってのは、ギャル語の「チョー」ではありません。
  関西弁の「ちょっと」という意味です。
  方言って、こういう「意味が変わる」とこ、あんだよなぁ・・・。


  この話がどないなるんか、
  行き先はさっぱりみえませんが、
  まぁ、どっからも文句がつけようがない
  「良品」ってやつだよなーと思います。
[ 2012/05/28 ] 腹白?日記&読書 | TB(-) | CM(-)

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