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『天地明察』について

小説版の『天地明察』を読んだ。

ん?
違うか、これが本家だから、
「マンガ『天地明察』の原作を読んだ」
が正しいのか、腐人的には。

端的にゆーとおもろかったですが、
腐人としては、やっぱ何を置いても、
槇えびしさんのマンガに惹かれた、のでね、
主客転倒。


えーいろいろ言いたいので、
まずは暦からいこーか。

ちょうどタイムリーなことに、
うるう秒の廃止が16日から議論されるらしいっすね。

うるう秒ってのは、
理系要素がゼロの腐人脳では理解不能の事象なんで、
詳しくはご興味あれば、
各自でお調べいただきたいが、
簡単プーにゆーと、
「天体の時間と、時計の時間とではどうしてもズレる。
 んで、それが0.9秒以上ひらきそうになったら、
 1秒たしたり、ひいたりする、その1秒のこと」


1972年に、うるう秒やるでーと決まってから、
これまで24回ほど足したりひいたりされてたらしい。

へーへーへー。

ただまぁ、これがですね、
こんだけIT化が進んだ今、やめへんかー?
という意見がでてるそうなんですわ。

そう、コンピューターの世界では、
1秒ってこういうことよ、と規定したら、
ずーっとその通りに時を刻み続けるんで、
59秒、 60秒、 1分、 1分1秒・・・
っちゅー、
1秒を足すとかが簡単じゃないらしいんだ。

で、この1秒の誤差で、
株の売買とかに支障がでたりするから、
やめようや、というのが廃止派の主張。

※繰り返しますが、正しく知りたい方は
ご自身でお調べください。


でも、そうすっと、
コンピューターの世界ではええねんけど、
実際の生活においては、
春海たちが経験したように、
いろんなズレがでてくることになる。

それはあかん、天の理こそが正しい。
暦は天体にあわすべきや!ってのが
存続派の主張。

※また繰り返しますが、正しく知りたい方は
ご自身でお調べください。



ま、そゆことで、この両者がですね、
ジュネーブで喧々諤々やりあうそうなんですわ。

でもって、現状、
数でゆーと、廃止派が断然優勢らしいんですな。

っちゅーのを、
朝のワイドショーのコメントでみたんですけどね、
個人的には、存続がいいなぁ。

っても、腐人は、
普段、時計どころか携帯すらも持ちあるかねぇ、
カレンダーすら飾ってねぇ人間なんですが。

だから関係ないっちゃないような気もするんだが、
なんていうかね、
これが廃止されるって、
ものすごいニンゲンの傲慢な気がするんだよ。

「天の理」って
人の都合でどうこうなるもんじゃないじゃん。

自然の力を前にしたら、人がどれほどちっぽけか。
それ、今の日本人は
ものすごくよくわかってんじゃねぇのかね?


まぁ、二十四節気もニュースネタぐらいになってる今、
暦が軽く考えられちゃうのかなぁ・・・。

っても、しょせんバリバリの地上アリな腐人は、
蝕とか、どーでもいいし。
暦をみるのは、
冠婚葬祭に関わるときぐらいだし、
そういう人が増えてきてるなら、
ビジネス優先になっても、
しゃーないのかねぇ・・・。

きけるものなら、
このうるう秒に対して、
春海がどう思うのか、見解きいてみたいもんだ。


で、本編であるが。

昨今、ラノベ出身作家の躍進が目に付くが、
小説を、エンターテイメントと考えたら、
当たり前だなぁ。

はっきりいって、ラノベは、
いかに読者をひきつけるか、という手法において
ものすごく研究してるし、先端をいってると思う。

着眼点のいいお話、
スピード感のある展開、
物語の起伏、
読者をつかんで離さない文章、
そしてなによりも、キャラクターがたっている。

前になんだったっけかなぁ・・・
読んでても、どーにもキャラクターがイメージできなくて、
棒人間が右に行った、左に行った、という感じで
全くおもろくなかった本があった。

そういう意味で、腐人は
田中芳樹『銀河英雄伝説』がすげーと思うの。
あの描写で、脳裏にキャラが浮かぶでしょ?

この『天地明察』も、最初にマンガを読んだから、
ってのがあるかもしれないが、
建部さんと伊藤さんとか、
算知と知哲の鶴亀親子とか、
もうもう読んでるだけで、
槇さんの絵なら、こんな感じかなぁ・・・
というイメージが浮かぶ。

さすがというか、巧いというか。

うううう・・・早く関さんに会いたいよぅ(>0<)

もちろん、正之さまにもお会いしとうございます。
どんなかっちょいいおじさまだろうか・・・。

たぶん建部さんや伊藤さんは
むちゃくちゃ愛らしいんだろうし、
闇斎なんかは豪快なんだろーなぁ・・・。

ってね、一人一人を脳裏にえがけるわけ。
そこがすごい。

キャラがたつって、こういうことゆーんだよ。



ストーリーというか
風呂敷の広げ方も、畳み方もすばらしい。

暦が完成したのち、
それを認めてもらうまでにやった根回し。

あれね、
奉納絵馬にあってから22年のいろんな経験や挫折、
そしてなにより、
いろんな人と出会い、
その出会いから受けたさまざまなモノがあってこそ、
できたこと。

逆に言えば、22年、
ただただ暦のことしかやってなければ
恐らくなしえなかったことだと言える。

実際、そうなんだよね。

全く関係ない、無駄だと思えるようなことが、
後々、絶対糧になる。
挫折や失敗こそが、人を強くたくましくする。

のだが・・・・・・・・・・・
今の子って、
誤問やらかしたところで、
腹切っちゃうんだよなぁ・・・(~_~)

いや、もしかしたらもっと手前、
絵馬を関さんに解かれたところで投げちゃうかも。

そこで終わったらあかんのにねぇ。


ぶっちゃけ、春海は、間に合ってないことが多い。
建部様や伊藤様から任されたことも、
どっちも訃報が先だ。

はっきしいって、
心がくじけそうになったこともあったと思う。
でも、それでもやるんだよね、春海は。

ある意味、これ、
今の中高生に読ませて、
どう思うか、考えさせたいわ。



そして。
腐人がこのお話を読んで、
いっちばん重く感じたこと。

それは、
「今、ここまでの使命感や責任感を背負って、
 自分の職責を果たそうとしている人はいるだろうか」


特に、保科正之様とか、酒井大老とかね。

これは、ちょいと
こないだみたドキュメンタリーと絡めてやりたいんで、
『天地明察』ではここまでにしとく。


はっきしいって、
腐人は時代小説嫌悪症だし、
日本史アッパラパーだし、
数式見たら即寝れる人なので、
これ、小説だけなら手にもとっていなかった。

槇えびしさんのマンガ、
あれにめぐり合ったからこそ、
読んでみようと思い立ち、
読んだらすごく面白いと思った。

表現の場が違えば、
必ず作品は別のものになる。

だから、クロスメディアは当たり外れが多く、
これまで腐人はどちらかというと
敬遠していたところがあった。

でも、どの表現にのっけても、
それぞれの方向で面白く化けることもあるんだなと
この作品で思い知らされた。

ので、これからはちょびっとだけ
食わず嫌いを直そうかなーと、思いました、まる。


では最後にカウントを。
(51)一般本 『天地明察』 冲方丁



以下、読書録。

●13日
(52)BL/シャレード 『鬼の花嫁~仙桃艶夜~』 西野花
  えっとね、なんというかね、
  お疲れ様。

  いやもう・・・湿気120%?
  梅雨か!っちゅーぐらいな量で、ええ。

  ♪めくっても~めくっても~
   終わらない~濡れ場面~♪
  って感じ。

  やっぱシャレードさんって、違うなぁ・・・。
[ 2012/01/14 ] 熱く語るぜ!腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

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