腐人日記-腹を割いたら黒かった- HOME > スポンサー広告 > スポンサーサイト> 熱く語るぜ!腹黒読書 > 『残酷な神が支配する』について 3
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『残酷な神が支配する』について 3

ずいぶんマヌケな間があきまして、
待ってらっしゃった方はいらっしゃらんと思いますが、
どうもすみません・・・。

年末年始って、休む分、
すべてが前倒しか、後ろ倒しになるから
結局、普段が2倍忙しくなるだけなんだよなー・・・。

ってことで、年末年始っても、
冬コミと箱根駅伝以外は、あまり変わらぬ・・・
いや、休みをいいことに読書三昧やってます。
って、結局いつもと同じってことやんけ!

あ、でも、掃除した!
普段はしねぇもんなーはっはっは。


さて。
世の中の師走の慌しさは棚上げし、
『残酷な神が支配する』についてを〆ましょうか。

あと書きたいテーマは2つほどあるので、
ちょいと長くなると思います。
って、いつものことやろーっ!


まず最初、
「周囲はどうあればいいか」

あれぇ?
腐人はどこで読んだんだろう・・・。

萩尾さんご自身が、
「イアンのやり方がいい、と言ってるわけじゃない」
ってなことをおっしゃってた気がするんだけど、
それ、てっきりカバー見返しのコメントだと思ってたんだが、
さっき全巻見直したが、みつからない・・・。

オンタイムで読んでたときに、
なんかの記事ででも読んだんだろうか・・・。
うーん・・・(~_~;)思い出せん・・・。

こういうマンガの場合、
これを読んだ読者さんが
「ほら、これでジェルミがよくなってるでしょ?
 だから私たちもこうやればいいのよ」
って、思ってしまうことがある。

たぶん、なにかしら、そういうのがあって、
発言されてたと思うんですが、
こういうのって、専門家でも対応が難しい問題だと
腐人は思う。

ただ、これが発表された当時以上に、
今は、「ウツ」という言葉が
すごく軽く使われるようになり、
その療法についても、
うさんくさいのがはびこるようになったので、
よけいにそういう警告は
表に出して欲しいんだけどなぁ・・・。

ま、それは置いといて。

はっきしいって、
この混乱した人にどう対峙するかって、
ここで、結論言っちゃうが、
腐人は、正解ってないと思うの。

腐人自身、ジェルミやエリック、マージョリーのように
混乱してしまった人を身近にもったことがあってね。

そして、つくづく思った。
本当に申し訳ないけど、
できることと、できないことがある、と。

どこかで線をひかないと、
こちらの人生すらも、
その混乱に巻き込まれてしてしまうところがあって、
参ってしまうのだ。

だから、冷たいかもしれないが、
腐人はこのマンガでいうと、
リンドンの意見に一番賛成である。

でもまぁ、そのリンドンだって、
混乱した人が家族ではなかったから、
そういう冷静な意見が言えた、のかもしれんがね。

ただ、西原理恵子さんが
亡くなった旦那さんとの話をされたなかで
家族ががんばりすぎたのがかえってよくなかった、
もっと早く病院に無理やり連れてって
入院させればよかった
ってなことをおっしゃっておられたことがあるが、
腐人もそう思うんだよな・・・。


とはいえ、病院にいれればいいか、というと、
そうでもないんだよな。

先生との相性といえばいいのか、
その適う適わないってのが
ものすごく大きく影響する。

こういう混乱に陥った人ってのは、
ものすごく過敏になっているから、
その先生についてる看護師さんの一人と適わなければ、
そこでまた混乱が深まったりもする。

そして適わないなと思っていても、
そう簡単に先生を変えることができないと
その腐人の身近な人は言っていた。

なんで?と訊くと、
あの自分のお腹にナイフをつきたてて、
内臓を自分で抉り出すような告白を、
また一からやらないとならないと思ったら、
もう無理だと、その人は言った。

そのぐらい、「告白」って重いんだと、
腐人は言われて初めて気がついた。

そう・・・この混乱した人とつきあっていて
一番難しいと思ったのは、
「程度」とでも言えばいいのだろうか、
腐人なんか、口が悪いから、
きついことをポンポン言っちゃうんだが、
そのどこからがアウトで、どこまでがセーフなのか、
そのラインがわからんのだ。

一般的にOKだろうと思われるところとは、
全く違うところにラインがあったりするんだよ。

病院にいったら?
というと、
「行ったほうがいいんだとは思うけど、
 行けない」
と言う。

それがなぜなのか、
もうそこの段階で「なぜ」が通用しないのが、
「病気」なんだとその時、理解しても、
そういうことがなにかにつけ、全てにつきまとってくるのだ。

だから、本当に
ハムステッドで二人で暮らし始めたイアンのように
四つに組み合うぐらいにならないと、
中途半端に手を出すのは、一番よくない事態になると、
腐人は思うんだが、どうなんだろなぁ・・・。

まぁ、あれもイアンが
あれだけ恵まれた環境にあったからできたことではあるが。


そして、周囲といえば、ナターシャ。

・・・今回再読してつくづく思ったのは、
この話にでてくる女、全員キライ!である。

でも、いるよなー、こういう女たち・・・。

そしてそういう人に共通しているのは、
一人で立とうとしないこと。

例えば、リリヤが死んだあと、
グレッグにまかせらんねーと思えば、
子供をとりあげて、自分が育てりゃよかったのよ。

大人なんだから、
そこで法的に闘うことだって
懐柔して戦うことだって、
できたろうに。

それをただただかわいそうかわいそうって、
そこに腐人がみるものは、
逃げと自己愛だけだ。

ああ、そうやって考えると、
ジェルミの一番の不幸は、
まともな大人が周囲に一人もいなかった、
ってことかもしれん・・・。

そーだよなぁ・・・
子供が幸福になるか、不幸になるかって、
結局、周囲の大人の要素が大きいんだよな・・・。



最後に、
「マンガとしての『残酷な神が支配する』」

今、全巻を床にベベーッと並べて気付いたが、
これ、最初から最後まで、
イアンとジェルミの物語なのね。

腐人がこのお話にぐいっと引き込まれたのは、
最初の葬式のシーン。

ここで、「?どゆこと?」と疑問を持っちゃった。

腐人の場合、どんなお話でも、
この「?どゆこと?」という疑問をもつと、
それが解明されるまでは、ずっぽり話にハマってしまう。

が、それが解明されちゃうと、話が途中でも、
途端に興味をなくすという悪癖がある。

で、このお話も「?どゆこと?」からスタートし、
いつ死ぬの?をずーっとひっぱりながら、読んでいて、
7巻だったかな、見返しコメントで、
「ウラワザ」という構成に関するものを読んで、
ものすごい衝撃をうけたことを覚えてる。

ある意味、これを読んで以来かなぁ、
自分が今読んでる話の「構成」について、
ものすごく興味がわきだしたのは。

サンドラの死後、
これまでみえなかった9月、10月、11月が
ジグソーパズルのように埋まっていく。

リリヤの人物像についても、
グレッグの言、
ナターシャの言、
いったいどれが本当なのか。

萩尾さんの表現力が卓越しているので、
まるで印象派の絵画に抒情詩をつけたかのよーなコマもあれば
非常にコミカルに
いったい誰がうそつきなのか?ってなクイズみたいなコマもある。

この緩急のつけかたが、さすが大御所というべきか。

こういった重いテーマの場合、
ずーっとずっしり黒ーい感じで進められると、
気がめいってきて読む気が失せたりするんだよねぇ。

この辺の読者の呼吸の読みは、
すごいもんがありますね。
若い方は、ぜひ見習っていただきたい。


そしてラスト。

腐人は萩尾作品を語れるほど読んでないが、
なんというか、
未来にむかって幅広い可能性を示唆するよーなエンドが
多いような気がするのは気のせいでしょうか。

真っ暗で、もうすべての道が塞がってしまったような絶望から
明るさをとりもどし、景色をとりもどし、ぬくもりや匂いをとりもどし、
そして、そこから先、どうするかは、
自分が決めていくんだよ的な、
未来に繋がって広がってくよーな感がするんだよなー。

なんか最近、すっげーわかりやすいラストのものを
よく読んでいるので、こういういろんな読みができるのは、
あーかな?
いや、こーじゃないか?
っちゅーて、
なんどもなんども読み返してしまう・・・。

ああ、この作品を一言でいうならば。
「麻薬のようなお話」だ。


ところで、
腐人はこれをオンタイムで読んだし、
携帯がない時代をしってる人なので
あまり違和感がないんですが、
デジタルネイティブの子が読んだら
どう思うんですかね?

例えばビビんとこなんか、
「メールすりゃいいんじゃね?」
とか思うんだろうか。
ちょっときいてみたい。


さて、今年ももう後、数分か。
読んでいただいてる皆様、
こんな暴言ブログにおつきあいくださり、
ありがとうございました。

来年もI●Mが手帳をくんなかったので、
ひきつづき、ここで暴言を吐く予定です。

生きていれば、いろんなことがありますが、
来年は、皆様にとって、
少しでも楽しいな、嬉しいなと思えることが多い年に
なりますように。

そして、来年も
おもしろくてワクワクして感動して涙するような
すんばらしー本にめぐりあえますように。

頼みますよ!作家の皆様、そして出版社の皆様!

よいお年をお迎えくださいませ。


以下、読書録。

●30日
(866)BL/キャラ 『神様も知らない』 高遠琉加
  これ、大丈夫なのか、
  あとこんだけしかページないのに、
  話、落ちるのか・・・?
  と思っていたら、続くなんですか。
  ああ、そうなのか・・・。

  うーん・・・この流くん、
  どっかでみたよーな気が・・・
  高遠さんで刑事関係ったら、
  『世界の果てで待っていて』か?
 
  あかん・・・詳細がでてこない・・・。

  まぁ、この1巻は、
  ある意味、プロローグって感じだから
  今はなんともいえんのぅ・・・。

  個人的には、ぜひ2巻では、
  ジローのモフモフを挿絵の全面に!!←ちゃうやろ

(867)同人誌 『OFFICIAL18』 谷崎泉
  わーい♪
  雪ちゃんのロングランナー探検記だー!
 
  ふっ・・・こうやって殿のいない隙に
  社内大奥をつくっていくわけか、
  雪ちゃん、凄腕・・・。

  ってのは、冗談でー。

  個人的に、雪ちゃんが人事畑でどう働くのかって、
  ひじょうに興味がある。
  いや、マジで。  

  今回でてきた課長じゃないけど、
  今、本当に、こうなる人が増えているし、
  また、若い人をどう育てていくべきかってなのも、
  ものすごーくリアルに気になるとこなのよ。

  そんでもって、今回50代の採用の話がでてたでしょ?
  あれもね、すごく気になる。

  実際のところ、50代って難しいんだよ。
  採用したあとの使い方とかが。

  いや、40代だって難しいが、
  50代よかまだいい。
  腐人の友人は、
  そういう管理職転職をしてきた人ばかりの職場に配属され、
  「あいつらってね・・・電話に出ることすらしねぇのよ!」
  と激怒していた。
  
  ま、これは事務屋の話だが、
  接客業ではまた違う話になるし。

  あの面接の結果がどうなるのか、
  雪ちゃんも気になってるが、
  腐人も気になっている・・・。
  んで、結果報告、よろしくです!谷崎さん!!

  でね、腐人としてはね、
  もう、いいじゃん、同人なんだから、
  1話1エロしばりとかなくしちゃっても。

  とか思ってるんで、
  純粋にビジネス小説にしてもらってかまわんですー
  腐人は。

  ラスボス対決までぜひ!読ませてください。

  ところで殿の土産ですが。
  「コアラ」
  ったら、マジで入手してきそうな気がするんですが・・・。

(868,869)マンガ 『よしとおさまっ!1』『〃 2』 四位晴果

  立ち読みで二宮知子さんのノリ?
  と思ったが、
  これは荒川弘さんの影響がでかいな・・・。

  はっきりいって、アホなんですが、
  いや、なんかこれ、読んじゃうわぁ・・・。
  
  あともう1歩、なにかがあれば
  大化けしそうなんだがな。


・・・えー・・・このブログポリシーとして、
二次のコメントは控えさせていただいております。
よって、昨日の戦利品のうち、木原音瀬さんのは、
オリジナルが未だ読めてないので、
ペーパーの『深呼吸』の小話しかコメントができん。

が、これ、カウントしたらあかんやろ、やしなぁ・・・。

ってことでノーカウントで、コメントだけ。

榛野!
PCだけやったら、あかんって!
スカイプ用にヘッドセットとマイクもつけて送らな!
せやないと、おっさんやってくれへんぞ!

というか、君らにちょっとききたいねんけど、
いったいいつまでこの口調なん?

なんかもう・・・植え込みの陰から会話きいとったら、
「だーっ!もう!!
 名前よべや!丁寧語やめぇ!!」

と言ってしまいたくなる・・・。
ああ、じれってぇ・・・。

口調がかわるきっかけは、なんだろな?
っつか、もしかして縁側で
緑茶をすするおじいちゃんズになっても
この口調なんでしょうか・・・。
教えてください、木原さん・・・。

  
[ 2011/12/31 ] 熱く語るぜ!腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

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