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「大きな時間」について

本当は、「小さな時間」についてやろーと思ってたんだが、
昨日、やっとこ、
『自爆する若者たち』を読み終えられたんで、
時間は時間でも「大きな時間」についてやることにする。

ここでゆー「大きな時間」とか「小さな時間」っちゅーのは、
腐人の勝手な造語です。

意味としては、
「大きな時間」
・・・過去・現在・未来と続く、すべての生命誕生から滅亡までの時間
「小さな時間」
・・・一人の人間の誕生から亡くなるまでの時間

こんな感じ?

まずはカウントしとこう。
(486)一般本 『自爆する若者たち』 グナル・ハインゾーン

サブタイトルが、
「人口学が警告する驚愕の未来」

本の内容紹介をみると、こんな感じ。
「テロは、本当に民族・宗教・貧困のせいなのか?
 団塊世代のように、突出して数が多く居場所のない、
 15~25歳の青年層「ユース・バルジ」。
 この指標を手がかりに、
 暴動と人口の「隠れた法則」をあぶりだす」

っちゅーのを踏まえてだ、
この本のコメントをまじえつつ、
たらたらだらだらやりましょう。

腐人が大きな時間を初めて認識したのは、
たぶん、大友克洋『AKIRA』だと思う。

個人的に『AKIRA』といったら、「山形ぁーっっ!!」なんだが、
それは今はおいといて。

作中でね、ミヤコ様が
AKIRAについて語るシーンがあるんだが、
そこで、大きな流れってのを持ち出し、
人はすべからくこの中にあるが、
AKIRAはその理から外れてる
っちゅー台詞があったんだ、確か。

腐人は『AKIRA』は、連載オンタイム読者だったんで、
まー・・・今から何年前だ?数えるのはやめとこう・・・(-_-;)・・・
ぶっちゃけ、今よりもアッパラパー子だったのよ。

だから、空気感として、
台詞が言わんとしてることはわかっても、
どういうことなんだが、そんときは理解してなかった。

その後、いろんなモノを
読んで、読んで、読んで、読みまくって・・・(^_^;)。

人によっては、
「時の流れ」といったり、
「因果律」といったり、
「歴史」といったり。

いろいろな表現があるけど、言わんとしてる内容は同じ。
最初も最後もわからないけど、
遥か昔から続いて、遠い未来に続く「大きな時間」のこと。

この本は、この「大きな時間」の中の人口を、
ジェノサイド、大量虐殺という視点からみたものである。

著者の略歴みたら、1943年ポーランド生まれで、
ベルリン自由大学で社会学・経済学などを修めたとある。
なるほど、
それならジェノサイドは切っても切れないわな。


ちょくちょくこれまでの読書録で触れてきたので、
繰り返しになるところもあるが、
テロはなぜ起こるのか、という質問の答えが、
ここに書いてある。

ぶっちゃければ、
若者が成長し、生産労働年齢になったとき、
自分が座るべきポストがないとき、テロは起こる。

厳密に言うと、テロとは限らないんだが、
要するに自分にとって邪魔な人を殺す行為が行われる。

・産まれた国の中で求める→内乱
・産まれた国の外で求める→戦争、侵略、テロ

こんな感じに。
原因は飢えでも貧困でもないのだ、という。


人口において15歳から24歳までの層が、
全人口の20%を占めたとき、
もしくは
0歳から15歳が30%を占めたとき、
これを「ユース・バルジ」という。
※バルジとは、「ふくらみ」という意味

これがみられたら、数十年先までその国は
非常に不安定な状況を作ることがほとんどだ。

日本だって、団塊世代がこのユースになったとき、何をした?
彼らは終戦直後に比べれば、
飢えもせず、貧しくもなかった。

なるほどね。


でも、実はここだけみてもしゃーないのだ。
「大きな時間」は。

例えばこの現象のしょっぱなは、
中世ヨーロッパにみられるのだが、
10世紀ごろは、
実は女性の出生数は3人ちょっとだったそうだ。

これはなんからの行為(避妊や堕胎)が
働いてることはまちがいなく、
あることが起こるまで、その水準で推移していたそうだ。

そして、あることが起こり、欧州において、
産婆や婦人科医の役割りをしていた女性達が
「魔女」として迫害され、
欧州から、それらの知識が喪失し、
女性は、生涯のうち、7人や8人、人によっては10人以上、
子供を産まされるようになった。

変異のきっかけとなった「あること」とは、ペストの流行。

これにより、労働力人口が激減し、
社会の維持のため、産めよ増やせよが推進されたわけだ。

・・・って、これ、「ペスト」を「戦争」に置き換えても
まったく変わらん内容じゃん。

さらに言えば、その後に起こる現象も、
いつまでも同じことの繰り返しだったりする。


疫病や戦争で、急激に減った人口を増やそうとする
or
国力増強のため、人口を増やそうとする
   ↓
産めよ、増やせよで、女はひたすら出産に身を削る
   ↓
特定世代が異様に増え、ポストが足らなくなる
   ↓
表面的には、昔からなんだかんだと使い古されてる
キレイ事を建前に掲げ(でも、中身は空っぽ)、
暴動やテロを起こして、自分のポストを確保しようと
若者が暴れる
   ↓
その後、出生率が低下し、女性の出産数が2以下になると、
社会は落ち着きをみせる。
が、今度は社会の担い手不足の問題が発生する


こういう構図だというのだ。

腐人はこれ読んだ時、ちょっとぞっとした。
だって、本当に根っこからテロを防ぎたいなら、
女に子供を必要最低限以上、
産ませなければいいわけじゃん。
民族として弱くしたいなら、
まず、そこの女子供を殺してしまえばいいってことじゃん。

欧州がイラクに及び腰だったのは、
敵の兵士は、次男以下n男までいるのに対し、
欧州の兵士は、一人息子、悪くすれば一人っ子の一人息子だからだと。

n男を殺された母よりも
一人息子を殺された母の方が、権力者にとっては大変だと。

今、このユース・バルジを抱えてる国の多くはイスラム圏で、
2050年までの予測からすると、
イスラム人口は爆発的に増え、
逆に欧州の人口は激減し、
先日のノルウェーの事件と類似したものが
これからも起こるのではないかと思われる。

このあたりは、流れからするとなるほどなぁとは思うが、
あんまし読んでて楽しいものではない。
が、「大きな時間」という観点からみた場合、
人の命は数でしかない。


ま、そういう殺伐としたところは、読んでて心が荒むので
この辺にしとこう。

それとは別に、
この著者はドイツの研究機関の人なので、
なかなかおもろいなというエピソードがちらほらあって、
そこを自分用にアーカイブする。

ドイツの男性は、家族というものに対して不安を抱いてるらしい。
20代の62%、30代の71%がそうだと答えている。

なぜかというと、男性だけではなく女性もキャリアを求め
働いているドイツだが、
女性が子供を欲しがる25~35歳というのは、
キャリアにおいても重要な時期だ。

この時期に育児という仕事が生じると、
恐らくライバルとの出世争いに負ける。
これが重荷らしいのだ。

どっこも似たようなもんだなぁ・・・。

となると、女性に強制的に産ませる法をつくるとか、
産まない女には年金をやらんとかゆー政治家とかが
やっぱり出てくるそうなんだ。
でも、その結果というと、
国全体が弱体化し、ひいては滅亡したりするんだそうだ。

って、日本の政治家もここんとこ読んどけよ!
と言いたいね、腐人は。


あー、あとね、個人的に興味深かったのが、
欧州のイスラエルに対する感情。
好きじゃないんだって。
でも、あのあたりのイスラムの憎悪と関心の矛先の問題もあって
容認っつか放置してるんだそうで。

でもって、ホロコーストとは全く関係なく生まれたドイツ人は
特に、罪がないのに責めたてられることにいやになってて、
イスラエルが悪いことをしてくれれば
ヒトラーの呪いから解き放たれるんではと思ってるそうで。

うーん・・・・言いたいことはあるが、
これはコメントやめとこう。


あとね、地方の農民文化における男支配、家父長制と
このユース・バルジの関係でね、
家父長制が幅をきかせていたころというのは、
賃金労働がそんなに広まってなかったため、
女はその処女性と労働力を差し出すことで
生き延びてた。

セックスしたくなくても、
産みたくなくても、
産まなければならなかった。

それが、20世紀になると、
賃金労働が世の中に広まり、
女性でも自立生計をたてられるようになり、
また、女性からの避妊手段もできるようになった。

この現象を「都市化」と名づけてるのだが、
この「都市化」が進むと、出生数が減少するそうで、
そうなっていくと、地方の男支配の家族が消えていくんだそうだ。

これは自然に、若者が減ることにつながるので、
若者のテロ対策として、有効だといっている。

ってことはだ。
家父長制を崩壊させ、男支配をぶっこわし、
女に知恵と力をやりゃー、テロは減るってことか。

なーるほーどねー。

いつもの持論になるが、
男を去勢すんのが一番てっとりばやいんじゃないかと
腐人は思うがね。


あまりにいろんな要素が盛り込まれた本だったんで、
正直、全てを理解したとは到底言えない。

そして、ノルウェーのことを思えば、
この原因がわかったからといって、
テロをなくすのは難しいとも思う。

ただまー、こういう観点からもみなきゃならないんだよ
っちゅーことを気づかせてくれたってところで、
非常におもしろい本だった。

結構、根性いりますが、ご興味あったらどうぞです。


以下、読書録。

●2日
(487)BL/ディアプラス 『わがまま天国』 久我有加
  あっらーおひさしぶりね、モモちゃん。
  っつか、アイドルなのに、白石君はでてきぃひんのか。
  ちぇー。
  って、時間考えたら、白石君はもうアイドルやないやろうけどな。

  そぉねぇ・・・シノちゃん。
  君、眼科か、脳外科いったほうがええと思うわ。
  って、腐人に言われたないってか?

  ま、割れ鍋に綴じ蓋で。
  シノちゃんがシノちゃんである限り、
  このカップルは続くんやろなー。

  そーいや、作中で
  関西人やから話がおもろないとあかんて思てるやろ
  ってなことがありましたが、
  腐人が
  同じく関西生まれ関西育ちの血族によぉ言われんのが
  「オチひん話すんなー!!」
  です。

  おもろいかおもろないかよりも、
  ちゃんとオチるかオチひんかが重要らしく、
  話をしてて、
  「で?」
  「でって、それだけ」

  っちゅーと、そうやって、めたくそに怒られる。

  気持ちわるいんですと。
  関西人ちゅーても人それぞれちゃいまんねんでー、映ちゃん。

  どーでもええんですが、
  腐人は無口な関西人、シノの弟の話が読みたいです。
  水野あたりどーでっしゃろ?  
[ 2011/08/03 ] 腹黒 日記&読書 | TB(-) | CM(-)

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