腐人日記-腹を割いたら黒かった- HOME > スポンサー広告 > スポンサーサイト> 腹黒読書 > 『一秒でも』について
08 | 2017/09 | 10
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30




スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

『一秒でも』について

の前に。

昨日、名指しで叫ばせていただいた皆々様。

腐人の恨み節、もとい願いが届いたというより、
恐らくもう情報公開時期だったんだと思ってますが、
(腐人は図々しいけど、小心者なんですってば)
続々と、J庭情報をあげていただき、
誠にありがとうございます。

嬉しいことに新刊が多数あるようで、
ふふ腐腐腐…
全身洗って待ってなさ~い♪
お姉さんが(←サバ読みすぎ!)
可愛がってあげるわぁ~

ただし。
早起きさえ出来れば…だが…(ーー;)

ああ、紙よ、紙様よ、
どうか腐人の分まで残っていておくれ…。


さて。
自分のアホを晒した下に書くのもなんだなぁ…(~_~;)
なお話なのですが、
皆様は、多発性硬化症という病気をご存知ですか?

中枢神経系の脱髄疾患だそうで、難病に指定されてます。

「中枢神経系の脱髄疾患」ってもわかりにくいんで、
もちっと簡単に言うと、
「全身を走ってる神経の
 カバーが急にボロッと剥げ落ちる病気」。

もっとわかりやすく例えれば、
「会社で床にコード這わせて、
 ネットワークを構築してたが、
 そのコードのある一部が
 突然ブチッといっちゃって、
 その先にあるPCが使えなくなった」
みたいな感じでしょうか。

その後の状態は、コードが無事復旧して、
またPCが使えるようになることもあれば、
うまく復旧しない場合もあり、
よくなったり悪くなったりがずっと続く…
という病気のようです。

そして最悪の場合は、体の機能がどんどん失われ、
なくなってしまうことも。

この『一秒でも』という本は、
その多発性硬化症にかかった後、
陸上競技をはじめ、アテネに出場し、
北京で金メダル、先日のロンドンでも銀メダルを獲得された
伊藤智也さんのお話だ。

その冒頭は、同じ病にかかった親友の死から始まる。

それは大切な人の喪失という意味合いだけでなく、
明日は我が身とならないとも限らない、
という非情な現実を目の前につきつけられた、
ということでもある。

伊藤さんは、発病によって、
家族をなくし、ゼロから築いてきた会社を手放し、
何もかもをも失った。

まー、普通の人ならここで荒れるわなぁ。

それが手違いで生活用車いすじゃなくて、
競技用の車いすを入手したことから、
車いす陸上競技を始めることになり、
愛する人の支えもあって、
ついにはアテネオリンピックにまで出場する…
というのが本書の内容なんですが。

うーむ…。
見事なぐらい、愚痴とか不安とか苦しいとか、
そーゆー言葉がない。

なんなんだろう、この前向きっぷりは。

タイトルの「1秒でも」という言葉、
陸上競技ときいてたので、
そのタイムのことを掛けたものかな?
と思っていたのだが、
読んでて、これは違うと思った。

確かにその意味も含んでるだろう。

でも、「一秒でも」長く生きること、
「一秒でも」無駄にしないこと、
そんないろんな意味も含んだ
タイトルなんだろなーと思う。

この時間のことについては以前書いたことあるが、
やっぱりこういう方が感じてる「時間」と、
ぼへーと生きてる腐人みたいのが感じてる「時間」は
物理的には同じ1秒でも、重みが違う。

なんてふさわしく、重いタイトルなんだろう。


ところで、伊藤さんは
障害者もプロとして競技ができるようにと、
NPOを立ち上げたり、
自らスポンサー獲得に走り回ったりと、
エネルギッシュな活動をされている。

ここらは、やっぱ病気になる前の、
第一の人生で培った経験や
生来の性格が生きてるんだろうなぁ。


腐人はこの本の中で、
ここらへんのことが、実は一番ひっかかった。

ってのも、先日のオリンピック。
その間は、まー見事なぐらい
どこのテレビも新聞も、

♪オリンピック オリンピック
 Oh olli olli olli
 オリンピック オリンピック
 Oh olli olli olli
 オリンピック オリンピック
 Oh olli olli olli

 オリンピック♬
※The Chordettesの『Lollipop』のメロディでどうぞ

で、はっきりいって腐人は不満爆発寸前だった。

ゆっちゃぁなんだが、
9秒で走ろうが、50秒で走ろうが、
どーでもいいんだよ!
そんで自然災害がなくなるんか!
円高がおさまるんか!
殺人犯が捕まるんか!
ちゃうやろ!!

そら、人間生きていくんに娯楽がいるんはわかるけど、
あっこまで一色になるんは、
危険やと思わへんのやろか(~_~)。

この、皆が皆あっちむいてくれてるってのは、
悪いことしよーと企んでる人にとっては、
やりたい放題の絶好のチャンスなのに…
と思っていたら、
やっぱりいろいろやらかした人がいた。

で、それが終わってパラリンピックが始まったので、
これもまた
♪パラリンパラリン、パンパラリン
となるのかと思いきや。

ほとんど放映されず。

なんじゃこりゃ…(~_~;)
と思ったのは腐人だけではないはずだ。

障害や病気を抱えて、
なお、ここまでやってるってことは、
間違いなく、お一人お一人に、
ものすごいドラマがあるのに、
なんでオリンピック選手と同様に、
選手のドラマをおいかけないんだ?

オリンピックではあんだけバカ丸出し騒ぎしてんのに、
パラリンは、まるでなかったことのようになっちょる。

腐人はそれが不思議でたまらない。

伊藤さんご自身、車いす陸上をはじめて、
世界選手権などで海外にいって競技するようになると
海外の選手から、
「日本?かわいそうに
 がんばっても認めてもらえないだろう?」といわれたり、
スポンサーを頼みにいったら、
「寄付なら300万だせるけど、
 50万のスポンサー料は無理」
といわれたそうだ。

これが日本の現実なんだろうが、
なんとも情けないなぁ…(/_;)。


伊藤さんのご病気は体温があがるのがよくない。
だから、こんな激しいスポーツするなんて言語道断と
お医者さんは口を揃えていうらしい。

しかし、伊藤さんは余命3年と宣告をうけてから、
今年でもう14年がたつ。

実際、冒頭に書かれた親友の死の後、
伊藤さんはそのショックから、
しばらく競技から離れた。

しかし、それを乗り越え、競技に戻り、
逆に、走ることが、
あきらめずに自分と戦い続けることが、
伊藤さんの生きる力になってるという。


腐人もいろんな人をみてきてつくづく思うが、
「病は気から」というのは、本当だなと思う。

生きたい、そう思う力がある限り、
人は頑張れる。

でも、そこがくじけてしまうと、
あっという間に、
人は死に飲み込まれてしまうのだ。


ここまできたら、
またリオでも活躍する勇姿をみせていただきたいが、
とりあえず、10/9にNHK Eテレ「ハートネットTV」で、
「限界に挑んだアスリート 車いす陸上 伊藤智也」
という番組があるそうなので、
そこを見ようと思う。

っても、放送時間が13:05〜13:34だから、録画だな。


ご興味ある方は、ぜひご覧くださいませ。

っても、腐人も見てないから
どんな内容なんだかよくわかりませんけど。


本書の最後で伊藤さんが願っているように、
一秒でも長く、愛する人と一緒にいられますことを
心からお祈り申し上げます。


●5日
(860)一般本 『一秒でも』 伊藤智也





[ 2012/10/06 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。