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タイムアップざんす・・・

ちょっと今日はヨユーがねぇ(>_<)!

昨日読みきった本もねぇし、いっかー、サボっちまうか
と思っていたら、
前に読んだのに、カウント抜かしてた本が発覚。
またか!
またなのか、腐人!!!

もう、脳ミソ入れ替えたほうがいいかもしれません・・・(-_-;)。


なので、今日はそれやって終わる。

●いつだったか忘れた
(1126)BL/シャレード 『ザクザクザク』 早瀬亮
  こんな手芸あるんですね。

  腐人はボタンがとれたらとれたまま・・・な人なんで、
  手芸コーナーなんて、
  むちゃくちゃ縁がない世界・・・。

  羊毛フェルトなんてもんが
  存在することすら知りませんでした。
  工程みてっと、気が遠くなりそうだ・・・。

  あとがき読むまで、ケ●ロとどっちだ?と思っていたが、
  フェルトの立体・赤い彗星って、
  どんなもんなんだ??
  これはちょっとみてみたい・・・。
  

  誤解やあれこれはともかく、
  なかなか愉しく読みました。

  この二人は、これ以上ないぐらい
  割れ鍋に綴じ蓋なカップルじゃね?

  ただ、一緒に住むとなると、
  広い家がいりますねぇ・・・。
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[ 2012/12/18 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

腐人はもう死んでいる・・・

ひでぶっ!

とかゆーたら、
せんでもええってならんかな、この仕事の山・・・(;一_一)

わかる方だけわかってください。


・・・しかし、書いてて気づいたが、
『北斗の拳』って、オチどんなだったっけ???

・・・記憶がない・・・。
途中放棄したっけ?
読んだが忘れた??

うーん・・・ま、なんかの機会に探してみっぺ。

って、現実逃避しとる場合やないやろーっ!!!
今日中にやるゆーてゆーてんねから、
とっととやれ!!!

・・・でも今日って、
23時59分59秒まで今日よね・・・
  ↑
 マジで秘孔を突かれてこい



ま、そゆことなので、
今日は、ちょっと突貫で、
「雑でごめんなさい」読書録やって終わります。

本心からいいますが、雑コメントはすごく不本意だ。

だってさ、作家さんや出版社さんはそれを生み出すために
すごいエネルギー使ってるわけじゃん?

だから、それを読ませてもらった読者としては、
ちゃんと作品にむきあって、感想のべるのが
やっぱ義務だと思うんだよ・・・。

時には、なんも言葉がでてこない作品もあるけどさ・・・。


●13日
(1108,1109)マンガ 『そのろくでなしに用がある 1』『〃 2』 室たた
(1110)マンガ 『ペン先にシロップ 2』 七尾美緒
(1111)マンガ 『エクスタシー・トレード』 一井かずみ

  は?
  全然違う作家なのに、なんでまとめてるの?
  と思われるやと思いますが、理由がある。

  あのね、社会人になって××年も経過してるとね、
  マンガみたらわかるんだ。
  会社勤めしたことねぇだろ!って・・・。

  というのをひしひし感じてしまった
  『そのろくでなしに用がある』と、
  『ペン先にシロップ』

  取材してる暇ないのかな?
  客としてでもいいから、現場いって、観察して、
  そこで得たリアリティをマンガに生かせないのかな?

  ゆーちゃぁなんだが、あまりにも世界がペライ。
  吹けば飛ぶよーな薄っぺらなもんしか描けてない。

  働く現場を知らない人間の、想像のうちでしか、
  マンガを描いてないなーってのがよくわかる。  

  あまりの仕事してなさぶりに、
  そんで給料もらおうなんて、いっぺん埋めたろか!!
  
  ・・・と思うのは、
  今、腐人がやさぐれてるからだろうか・・・。

  ま、それはともかく、
  この2作品に思い切り欠けてる、
  働く現場のリアリティがあるのが、
  『エクスタシー・トレード』
 
  一井さんって、たぶんOL経験があるんやろな。
  そのリアルさがね、
  ちょっとしたセリフやキャラの肉付けに現れてて、
  そこが共感につながってくるんだわ。

  マンガ描くんで忙しいんかもしれんけど、
  外でて、いろんなもん見て、
  道ゆく人の会話聞いて、
  実際にいろんなこと経験して。

  そんで自分の中にひきだしをいっぱいつくらんと、
  作品にそれは如実に表れる。

  読者はバカじゃないし、
  なによりも、作家さんご自身が
  いずれ自分の内に何もなくなって描けなくなるよ。

(1112)マンガ 『BULE』 咲坂伊緒
  うーん初期なだけあって、
  絵はちょっとブレてるが、
  でも、なるほど、
  光ものを持ってる人は、
  初期でも何かがあるもんだな。

  ええわぁ、瑠海ちゃん!

  主役二人はどーでもええ←おい!

(1113)マンガ 『式の前日』 穂積
  ・・・・・・やられた・・・。

  なんてもんを出してくんねん!!

  1作だけかいなと思いきや、
  どれもええやんけ!!!  
  ちょっとこれは要チェックな人だわよ!

  あかん、マンガ読み友達たちに
  「ちょっと読んでーっっっっ!!」
  ってやりたくてたまらんかも。

(1114)マンガ 『ちはやふる 19』 末次由紀
  試合の結果も気になるけど!!
  そら、あったら欲しいゆーたけど!!

  マジでだしますか、
  専任読手さんの読み上げCD・・・。

  うーん・・・
  姫をダシに買ってしまいたいところだが、
  まだ3歳だもんねぇ・・・。

[ 2012/12/14 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

『うどんのうーやん』という絵本

た、たまらん・・・。
なんなんや、この絵本はっ!!!

そもそも絵本って、
いろんな約束事から、ものごっつい自由なんですが、
それでもこれほどのもんは、なかなかお目にかかれない。


どーゆー話かといえば、まず1ページ目をあけると、
うどん屋さんに出前の注文が入ります。

注文内容は、きつねうどんが一丁。

「うーやん、出前たのむわ」
「ほな、いってきますぅ」

っちゅーて、うどん自身が出前に走る
それも、別に丼に足が生えるわけではない。

もう、どっからつっこんだらええのかわからんまま、
次のページにいくと、

「うすあげとねぎ 忘れとるでー」
「おはしもやー」

と、うすあげとねぎとお箸が後をおいかける。

・・・・・・・・・。

そらな、絵本っちゅーのは、
既存の概念に囚われへんもんやけど、

「なんじゃこりゃー!!」

と叫びたなってもしゃーないやろ?これ。

こないなると、
お話がどないなるんか気になって気になって。

予想もつかない展開の、
さらにナナメ上をいくストーリー。

「なんでやー!」
「ありえんやろー!!」
と、ページをめくるごとに叫んでしまう。

最後の最後に、とんでもないもんが出前されるんですが、
ちょぉ待てや、自由ゆーてもほどがあるやろ!!
ここまでとは誰も思いつかんわ!!

・・・ホント、すごい本です、これ。


腐人がこの絵本の存在を知ったのは、
産経新聞の書評。

前もゆったと思うが、
腐人は他人の評ってのは基本的に参考にしない。
知ってる人はもちろん除いて。

なので、新聞の書評も大抵ナナメ読みするだけなんだが、
これは、関西弁の絵本とゆーこともあり、
ちょっと読んでみたいな、
っちゅーか、
姫に読み聞かせしちゃりたいと思ったのだ。
もちろん腐人のネイティブ関西弁で!

したら。
こ、こんなにおもろい絵本とは!
思いもよらなんだぜ!!!

どうおもろいんかは、
これは言葉で説明しても全然届かない。

ぜひ読んで、
「なんでやねん!!」と突っ込んでください。

っても、腐人は、これが500円やのうて、たとえ50円でも、
普通の、きつねうどんがええ・・・(-_-;)。

なんで天ぷらやないねん・・・
いや、っつか、それ以前よな、これ・・・。


(1086)絵本 『うどんのうーやん』 岡田よしたか

※上記文中の「 」内引用は、腐人の記憶だよりなので、
 実際とは若干違う可能性があります。
 けど、だいたいこんな感じです。

[ 2012/12/10 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』について

奇跡のリンゴ、という言葉は、
ちらほら耳にしていた。

でも、具体的にどーゆーものかは知らず、
知りたいなと思ったのは、
高野誠鮮さんの『ローマ法王に米を食べさせた男』
紹介されていたのが、きっかけだ。

それで、本を入手し、読み出したのだが、
いやー・・・すごい。
すごいとしかいいようがない。

腐人はここのところ、コンテンツの未来について
いろいろ考えてはいるが、
まだまだ沈思も努力も足らないなぁ・・・と反省した。

でも、ここまでは無理・・・(;一_一)


とりあえず、最初にカウントしときましょーかね。
(1076)一般本 『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録』 石川拓治


木村さんが、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
紹介されたのが2006年。

テレビをご覧になられた方は、内容をご存知かもしれませんが、
すごくざっくりまとめると、こんなかんじ。


リンゴってのは、原種はコーカサスなんだそうで、
それは、ちっこくて固くてすっぱくて、ってなやつらしい。

そこからヨーロッパ、アメリカを経て、
品種改良されたものが、明治の頃、日本にやってきた。

その後、農薬や肥料を使って栽培することを軸に、
リンゴの栽培方法ってのが、広く浸透していった。

ここ、腐人みたいに農業と縁遠い人には
よくわからなかったんですが、
この農薬を使うか使わないかは、
ものすごく大きなターニングポイントなんだそうで、
農業の考え方が、
異次元といっていいほど、根っこから違うらしい。

詳しくは本書読んでください。
腐人は、目から鱗が落ちました。


で。
木村さんは、そんな慣行栽培(農薬や肥料をつかう一般的な農法)で
リンゴ栽培をやっている農家の次男に生まれ、
いったんは集団就職でサラリーマンをやるが、
その後、諸々あって、リンゴ農家に婿入りする。

最初は、従来どおりの農薬や肥料を使った栽培をしていたが、
奥さんが農薬に弱い体質で、
農薬散布作業をすると1週間寝込んでしまうそうで、
なんかええ方法ないかなーと、いろいろ模索されてたときに、
福岡正信さんの書かれた1冊の本と出会う。

そこから自然農法への挑戦がはじまり、
筆舌に尽くしがたい艱難辛苦を乗り越え、
絶対に不可能だといわれたリンゴの自然栽培に成功する。

その過程で、どんだけ苦労されたか、
どんだけ支えてくれる人もいたか、
なにがきっかけになったか、
などなど詳しく書いてあるので、
ご興味ある方は、本書をどうぞ。


でまー、自然農法に挑戦されてから20年以上が経過した今、
木村さんの奇跡のリンゴが欲しくても、
買うことはできないらしい。

オフィシャルホームページによると、
本当にどん底だった頃から応援してくださってる方も含めると
数千人の方が顧客でいらっしゃるそうなんだが、
収穫数が限られているため、
こういった方々にすら行き渡ってない状態なので、
新規の方は受け付けられないとのこと。

ま、そらそだわな。
本当に苦しかったとき支えてくれた
古くからのおなじみさんこそを大事にすべし、
で、人としても、商売としても、正しい。

それに、「えーじゃぁ食べられないのー(~з~)」
なんて言う必要はなく、ちゃんとフォローがしてある。

木村さんは日本全国どころか世界まで、
自分の経験や手法を、惜しみなく教授し、
さまざまな講演活動を行っているため、
同じ自然栽培でつくった方のネットワークがあるのね。

だから、そのオフィシャルホームページに問い合わせれば
木村さんの、ではないけれど、
同じ自然栽培農法で作ったリンゴを
買える方法を教えてくれるそうなのだ。

ほほう。

で、それを是非とも応援してくれ、とある。

ってのも、そこにも書かれているが、
自然栽培は、切り替えてすぐに美味しいものが
わんさと収穫できるわけではない。

安定した品質のものができるまでには、
今まで農薬や肥料になれてきた土地や植物そのものを
変えていかなきゃならんので、
ものすごく時間がかかるそうなのだ。

そのため、自然栽培に切り替えた農家の方々は、
軌道にのるまで、金銭的に苦労されるらしい。


だったら、高く売ったらば?とか、
腐人は思っちゃうんだが、
木村さんは、このすごく手間暇のかかる無農薬のリンゴを
農薬使ったリンゴと同じ値段で販売する。

1個1000円とかゆったって売れるだろうに。

なんでそういうことをするのかというと、
木村さんが目指しているのは、自分の利益ではないから。

「もし、無農薬のと農薬のが、同じ値段なら
 消費者は無農薬を買うよね。
 そうしたら、農家が無農薬での栽培をやりだすだろう。
 それが大事なんだ」
とおっしゃる。

でも、その切り替えには、
木村さんご自身が体験したほどの苦労には及ばなくても、
大きな苦労がある。

だから、途中でくじけないよう応援して、
ということらしい。
※腐人解釈ですが。


それにしても、なんでそんな時間がかかるのか
っちゅーのをもう少し掘り下げると、
それまで農薬や肥料をまいてた田畑では
植物は根をのばさずとも栄養がもらえるので、
自分たちでなんとかしようとする力が
欠けているからなんだそう。

その例えとして、
「農薬や肥料を与えられるのは
 運動もろくにしないのに
 食べ物ばかり豊富に与えられる子供」

という表現をされてるんだが、
あまりの的確さに、ひやっとするものがある。

傷つけられないように、
大事に大事に甘やかされた子供が
競争社会にポンッとほうりだされたら、
その打たれ弱さの結果、すぐにダメになる・・・
なんか、今の若者像と思いきりかぶってこないか?

いかん、話がずれてきたが、
要は、そんな感じで、切り替えて数年は、
思うように収穫ができないらしいのだ。

そゆことなら、買おうかな。
今、リンゴはまってるし。

っても、ジャムづくりなんですが、
リンゴが自分の力だけでみのらせた果実というものが
どんなもんだか食べてみたい。


それにしても、この根っこの話、
土の下に、根っこがどれだけ伸ばせるか、
これが重要だとあるのだが、
これ、人も同じだと、腐人はつくづく思う。


そう・・・これさ、農業の本ではあるんだが、
なかね、腐人には、ものすごく哲学の書みたいな印象がある。


例えば最後に、こうある
(っても、記憶だよりなんで、正しくは本書よんでー!)。

「文明がどんだけ発達しても
 人は何かを食べないと生きていけない。 
 そう考えれば、人は植物の寄生虫であり、
 農業は人命を支える根っこだ」


なんかね、最近、コンテンツ論とか、
ネットデジタル社会や富裕層への税金などを考えてて、
ふと思うのよ。

ああ、これ、『イワンのばか』だなーって。

この話、大人になって読むと、
ものすごく深いものを内包してて、
背筋が寒くなるんですが、
このお話のラストにね、
悪魔の親玉が、イワンをたぶらかそうとやってくる話があるんですよ。

イワンは自分は農夫だから、といって、
王様になっても、田畑を耕す毎日を送ってて、
そこにやってきた親玉が、
「もっと頭を使って働きなさい。
 その方が、ずっと楽にたくさん稼げますよ」
ってなことを言う。

イワンは、なら、その方法をぜひ国民に教えてやってくれ、
といって、広場にかなりの高さのある演台をつくり、
そこで親玉に話をさせる。

親玉は、こうすればもうかる、こうやれば楽できる、と、
ずーっと話をするんだが、
イワンも国民も、「働く」ってのは、
「自分たちが食べたり着たりするものを作る」って思ってるから、
親玉の言葉を額面どおりにうけとめていて、
この親玉が、いつになったら、どうやって頭で食べるものをつくるのか、
そこしか興味がない。

あったりまえだが、そんなことは不可能で、
でも、イワンも国民も、
親玉はいずれ頭から食べるものや飲むものをつくるんだろうと、
なんの差し入れもしないまま、ずーっとしゃべらせる。

何日目だったか忘れたが、
飲まず食わずでしゃべりつづけた親玉もとうとう力つき、
高いハシゴの上にある演台で、ふらふらよろけだし、
最後は、頭から階段落ちし、土の中に消える。

その落ちる様をみたイワンは、
「頭をつかって働くって、痛そうだな。
 おれにゃー無理だ」
とゆーんだが、
この寓話、ものすごく現代を象徴してるよーにみえるのは
腐人だけか?


人はものを食わなければ死ぬ。

とても単純なことなのだが、
その食べるものにどれだけ関心をもってるだろう。

皆が皆、悪魔の親玉であることを選んでいったら、
人は、いったい何を食べるのか。

なーんかなー、
最近、このことがすごく気になってしかたない。


腐人は八百屋と本屋にいくと
アドレナリンがどばーっと出る人なんだが、
実は、お高い有機栽培の野菜って嫌いだ。

なんか、イヤ。
オサレーなライフスタイルの押しつけみたいで、
ロハスとかも大嫌いなのよ。


でも、木村さんの農業に対する姿勢や考えには、
すごく納得がいくもんがあるので、
もし、自然栽培の野菜が、他のと同じ値段で売られてたら、
形がブサイクでも、多少よれてても、
これからは、それを買おうと思う。

問題は、流通販売ルートだよな・・・。

ホント、『ローマ法王』の高野さんじゃないが、
農家が自分で価格をきめて、直接売る、
そうなってかざるをえないのかなと思う。


にしても、本書のなかで、
研究者と百姓について書いてあるとこがあるんだが、
百姓って、すごい。

これはDASH村の三瓶明雄さんみてても
常々思っていたが、
経験に裏づけされた知識の広さと深さは、
本当にすごい。

なんつか、これから先、衰退してく日本で生きて行くのに
一番必要なものは、これなんじゃなかろうか。


木村さんは取材や講演活動で、
本業の農業にも支障が生じるほどに
なっているらしい。

でも、できれば、その知恵と知識と、なによりもその生き様を
これからの子供たちに教えてってほしいなぁ・・・。

ホント、いい本でした。

[ 2012/12/06 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

『これから20年、三極化する衰退日本人』について

サブタイトルもポイントなので、
最初にカウントしときましょーかね。

(1071)一般本 『これから20年、三極化する衰退日本人 依存する人・搾取される人・脱出する人』 中野雅至


なんかタイトルみるだけで、くらーくなりそうだが、
でも、腐人の未来予測も、こんな感じだ。

なので、どーゆー未来予測をしてるのか、
自分のものとの比較で読んでみた。

感想を端的にいっちゃえば、
総論賛成、各論反対というとこか。

腐人も日本はこれからどんどん衰退してくとは思ってるし、
日本人が三極化してくのも、そうだろうと思う。

だから、姫や王子など身近な子たちには、
日本にこだわって囚われるな、
脱出できるようにしろ、
偏差値なんぞよりも
しぶとく生き残ってく力、サバイバル力と
精神的強さが必要だ、それを鍛えろ
とゆっている。

が、だ。

どーもこの本読んでると、個々のところで、
「えー(~_~;)?」
と思うんだよな。

まず、ききたいんですが、
なんでゼロベース思考がダメなの?

そりゃま、ゼロベースで考えるってことは、
=既存の権利やシステムや法を全部とっぱらうこと、
だから、実現性の点で、発想したことがすぐに叶うわけではない。

でも、その発想をまず最終目的とし、
それを成し遂げる道筋において、
既存の権利やシステムや法が、
どこでどういうふうに影響したり阻害したりしてるのかを調べるわけでしょ?

で、それでは、その影響したり阻害したりしてるものを、
改めたり、いっそのことなくしてしまうことはできないのか、
そもそもそうやって障害になってるってことは、
時代遅れのものが残存して悪い影響を及ぼしてるのではないのかと、
自分たちのやってきたことを冷静な目で批判する。

非難じゃないよ、批判だよ。

腐人はね、団塊世代以上のおっさんたちと話をしていて、
つくづくこの機能、「自己批判」つまり「自省」が欠落してると思うの!
それは公務員もそう。

その上で、いいものは残し、悪いものは排除して、
そんで、最終目的を達成する。
こうやることの何が悪いのか、
それが腐人にはわからない。

思いつきだけで短絡的に動くこと、
これをゼロベース思考と言ってないか?
それは違うだろう。

…ただ、そうやるバカが世の中に多いのは事実だが…(-_-;)

本来は、それはあくまで発端であって、
そこから掘り下げと検証を踏まえ、行動すべきなんだけどね。



公務員の話がでたから、そのまま続けるが、
著者の中野さんは公務員出身であるからか、
どうも公務員は是、の立場からの発言が多い。

腐人にはこれ、
どーにも固定概念に凝り固まってるよーにしかみえない。

最近よくやってるコンテンツ論において、
コンテンツ業界の人たち自身も、もうどうしたらいいのかわからないのに、
自分たちのこれまでのビジネスモデルの延長を
保持していこうということにしがみついてる図と
全く同じ構図にみえる。

腐人には、この公務員保護にこだわる中野さんの姿や
これまでの商習慣を守ろうとするコンテンツ業界の構図は、
緩慢な自殺をしてるようにしかみえない。

ただ、腐人は、先日、ここでも紹介した
『ローマ法王に米を食べさせた男』
高野さんのような公務員もいることを知ってる。

すべての公務員がね、高野さんのように働けば、
誰もバッシングなんてしない。
そこんとこ、わかってます?

要は、役人のくせに、役に立つ人じゃないくせに、
権利だけはガチガチにもってるから、
怒りの矛先が向くだけ。

きちんと結果を出してるプロ野球選手や、
すばらしい作品を創作してる漫画家が、
大金もらっても誰も非難しないでしょ?

本書のなかでも既得権益者のバッシングについて触れてるが、
要は、目に見える結果を出せば文句は出ないのだ。

っても、しょせん、ニンゲンだからね、
嫉妬ゼロの社会はありえないよ。
だから「出る杭は打たれる」っちゅー言葉があるんじゃん。

なのでね、腐人は常々、
そーゆーのに対し、
「それがどーした」
と言い放てる強さを持てと、ゆーとるの。


あ、ゆーときますが、公務員の条件を下げると、
ほら公務員ですらこうだから、
とかゆーのに利用され、
民間がそれにかこつけて下げはじめる、ってな話、
笑ってしまった。

そんなもん関係ねぇよ。
死活問題なんだから、
必要があれば公務員がどーであれ下げる。

それを条件にとかゆーちょーなこと言えんのは、
大企業だろう。
多くの中小零細企業は、そんなこたぁ関係なく、
自分たちの懐具合で、判断する。

でもって。
日本人の多数は、その中小零細企業に属してるんですよ。

なんかさ、これ、腐人には、
公務員の権利を既存のまま残そうとする
言い訳にしかきこえないなぁ…。


ちょっと外れますが、腐人はね、
高野さんや古賀茂明さんの著書読んでつくづく思ったが、
今の公務員制度の何が一番あかんかって、
公務員が公務員の世界ややり方しか知らんのが、
一番あかんのちゃうかと思う。

だから前例踏襲主義になり、
発想が貧困でガッチガチに固い。

なので、公務員の新卒採用はいっさいやめて、
もっと中途採用をしろと思う。

もしくは新卒採用した後、数年は修行として、
その行政地区の仕事、農業や漁業や工場や商店などなど
現場をまわって働かせてもらえ、と思う。

そやって経験つめば、何かをするにあたっても、
もっと発想や行動が変わるでしょ。

前に書いたが、役所の人と話してると、
「こいつ、どこみて仕事してんねん…(-_-)」
と思うこと、本当によくある。

なんつか、割り当てられた予算を使い切ることが仕事であり、
この目的である、とか思ってるでしょ?
このド近眼の視野狭窄、
現場みて、いっぺんその石頭をかち割られて来い、
とか思うのよねー。


話を本に戻そう。

本書のなかで、未来予測として、衰退社会2.0ってのが
書いてあるんですが、うーん…(~_~;)

端的にゆーと、あまりにマスがバカすぎる。
皆が皆、こんな行動とるか?

あ、それで思い出したが、条例について調べてたとき、
つくづく思ったが、行政に関わる人たちって、基本的に
「民衆はバカである。
 だから我々、選ばれし賢いものたちが
 正しく導いてやらねばならぬのだ」
って思考がね、もー根っこにはびこりまくってるの。

うんざりだ。

腐人はリバータリアンの傾向があるし、
そもそも
「ニンゲンが必要なのは、ニンゲンだけで、
 ニンゲンなんて害獣、一匹残らず駆除されたほーがいい」
と思ってる人だから、
ニンゲンが、その愚かさゆえに滅ぶのなら、そんでいいと思うのよ。

むしろ、拍手喝采?


「グローバル化とIT化とアウトソーシングが、雇用を奪う」

「原発ゼロというエネルギー政策によって、
 企業が海外流出する」

「公的部門へのバッシングが加速する」


などなどは、腐人もそのとーりだと思うよ。

なので、それがイヤなら自分で回避する力、
脱出する能力を身に着ければいい。

しょせん、国や社会なんぞ、人が勝手にうみだした集団妄想だ。
「考え」によってできてるもんだから、
人の数だけ違ってくる。
センカクなんかその象徴でしょ?

だからそんなもんがどーあれ、日本っちゅー国がどーあれ、
自分が生き延びる道、生き残れる方法を
模索すべしだと思うのよねー。
生きていきたいならね。


ってことで、総括すれば、
腐人としては、「ふーん…」で終わったこの本。

ま、腐人はこれからの人ではない年齢だし、
こうなることを見越して、
血を遺すことを拒否してきたので、
長生きしようとしなきゃいいだけ。
日本が滅ぼうが知ったこっちゃない。

ってな考えを中野さんは憂いてらしたが、
この辺はもー、根本的に相容れられない部分だわ(^_^;)。

だって、腐人は、ニンゲン大嫌いだもん。



ただ、だ。

すっごくひっかかったのが、ベーシックインカムの話。

これはやってはいけないと思うよ。

そもそも一人あたり240万円の財源は、
人が今と同じく働けば、って前提でしょ?

働くわけないじゃん。
社会主義国の崩壊っちゅー歴史を、しらんのか?

いやいや日本人とロシア人では、労働意欲が違うからとかゆーのは、
現実見てねぇ証拠。


腐人いきつけのメシ屋に、20代の女の子がおるんだが、
その子ははっきり言う。

「私、働きたくないんですよねー」

こんなのが生きてるだけで240万円もらえるなら、
働くか?
働くわけない。

団塊世代のように、
自分の欲望の増大と収入の増大が比例していた年代は、
恐らく死ぬまで消費意欲が強い。

でも、バブルを知らない世代、デフレしか知らない世代は、
収入が少ないなら、それにあわせて
自分の消費意欲をコントロールする術を持っている。

働かなくても240万もらえるなら、
生活を240万で抑える方法を編み出すだけだ。

結果、税収はどんどん落ち込み、
それを富裕層でカバーしようとしたら、
富裕層は国外逃亡を図るだけ。

そして、日本には依存すること、
ただ従順に隷属することしか知らない貧困層が残るだけだ。
それと、そこからむしりとる悪知恵をもった悪人と。


コンテンツ論でも思うんだけど、
皆を救う方法考えるから、
どーしよーもなくなると思うんだけどなー。

とゆー腐人が一番の冷血極悪人かもしれません。



なんか、このまま終わると、
すげー心が重たいかと思うので、
この本にまつわる楽しい話で終わりましょう。


この本、腐人が読みかけで、
しおりがわりのメモ用紙をはさんで転がしていたら
血族たちが興味をもって読み始めた。

のはいいんだが、はさんでた腐人のしおりメモを
勝手に抜いて移動させたりしやがったので、
ある日、腐人がキレた。

そして、自分のしおりメモの上に、
「腐人の!抜くな!!」
とでっかく書いた。

以降、この本には、各自のしおりがはさまれるようになったのだが、
ある日のこと。

姫が遊びにやってきて、この本をみつけ、
ぴろぴろ出ている紙が気になったらしい。

その中の一枚をするっと抜いて、
ママのところにもってきて、「はい」とやった。

血族とおしゃべりしていたママは、
なんかのメモかしら?と思ってみたら、
そこにはでっかく
「腐人の!抜くな!!」の文字が。

ママは瞬時にまっさおになり、悲鳴をあげた。
「キャー!姫!!
 これどっからもってきたのー!!!!」


姫(3歳)はきょとんとしておりました、とさ。

[ 2012/12/02 ] 腹黒読書 | TB(-) | CM(-)

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